好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
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M子さんの話し

直接M子さんを知ってるわけでなく、友人の友人がM子です。M子さんは容姿端麗、才女(東京大学出身)、その上家庭と仕事を両立させ日々颯爽と生きているという人なのです。M子さんの話、蒸し暑い夜に愉しんでね。

ある日M子さんはバスに乗っていた。それから降りる前に口紅をつけておこうと思い、鏡と口紅を出した。麗しいお顔に鮮やかなルージュがひかれ、さらに美しくおなりだった次の瞬間、バスの前を子どもが横切った。キキーッ!!運転手は急ブレーキを踏む。バスの中は一時騒然となったが、子どもが無事だとわかりホッと一息。バスはまた平穏に走行を続けた。しかしM子さんの身には大変なことが起こっていたのである。さっきつけていた口紅が急ブレーキのせいで手元を狂わせ、なんと鼻の穴に入ってしまった。周りの人は事故の心配に気をとられ全然気づかない。おかげで鼻に口紅のつまったM子さんはそのことを誰にも見られずにすんだというわけだ。口紅は鼻に入ったままピッタリと収まって抜けなくなっていた。女というのはこんなとき咄嗟の判断がつく。Mこさんは口紅を根っこからボキッと折って本体だけを鼻の穴に残したまま、ハンカチで顔をおさえた。M子さんは人知れずこっそり手鏡を出して己の顔を見てみた。鼻の穴が真っ赤だ。「おっ、結構鼻血っぽい」と彼女は一安心した。まわりからは鼻血なのね?と思われるから。それから彼女はおおむろに鼻から口紅を抜こうとしたが抜けそうにもない。早く、い、家に帰らねば・・・。その途端に降りる停留所がきて、ベルを押すことができず(左手バッグ、右手鼻)「ピンポーン!!」と叫んだのだそうだ。
by kateido2000 | 2010-07-22 23:44 | つれづれ日記