ハゲのマナー by酒井順子
2010年 09月 09日
先日モト彼(数十年前の)にとあるスポーツジムで再会。「キョーコちゃん」と声をかけられるもその顔というか風貌に見覚えはないぞ。でもよくよく見るとY男。数十年前顔で惚れ声で惚れた。あのイケメンはどこにもいない。あの面影は微塵もない。「ボクは時々君を見かけて何度か声をかけようかと・・・」そ・か~、全く全然気づかなかった。あちらがあんなになってるってことは、こちらだってそれなりになってんだよね。
「ね、今度飲みに行こう。久しぶりにアナタの歌聞かせて」というワケでうちの5階の「あみん」でカラオケデート。後日、「楽しかったね、でもY男少し痩せた」ってメール出したら、
「いいや、あの頃より10キロくらい太ったよ。はげたから痩せて見えるんじゃないか」と返事が来て絶句。
ところで酒井順子の「黒いマナー」の中に「ハゲのマナー」という一章があり
どれほど仕事に自信を持っている人でも、どれほどイケメンでも、ハゲの恐怖の前では無力です。・・・という一節がある。だけどです、
男たちはハゲにおののき、女たちはシワやシミやタルミにおののく。まぁいわば武士は相み互いなのです。あなたがハゲりゃあたしも歳とる。
とゆうわけで、そういうときは寝たコは起こさないとゆうか、死んだフリとゆうか、見て見ぬフリをお互いにやろうではありませんか。
因みに人間の遺伝子は男は彼のお母さんのお父さん、女は彼女のお父さんのお母さんのものを受け継ぐんですって。だからカレのお父さんがハゲていてもあまり心配しないでよい。カレのお母さんのお父さんがもしご健在ならば、そっちをジックリ観察してから然るべき有事に備えたほうがいいよ。