幸福な食卓 by 瀬尾まいこ
2010年 12月 27日
かの浅田次郎先生が帯で「ドラマ作りの名手によるパーフェクトな小説」と言ってます。
「珠玉の才能が生んだ ありえない感動!」の帯文句は胡散臭かったけど、本当に良かったよ。
淡々とすすんでいくストーリーは、はじめコメディかと思ったけど、実生活だって喋ったり行動したりってコメディだもんね。
●主人公は高校生の女子でお兄ちゃんがいる。お兄ちゃんの彼女がはじめて遊びにきたときの手土産はサラダ油だった。
●お兄ちゃんが彼女へあげるクリスマスプレゼントは家で飼っている鶏だった。鶏が3羽いて、それぞれにガブリエル、末子、チッチの名前がついている。4羽いたけど去年のクリスマスにクリスチーヌは食べてしまった。
などなど淡々と話しがすすむのが面白い。