好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

二月の雪、三月の風、四月の雨が輝く五月をつくる by内館牧子

ご覧のような長~いタイトルの内館牧子氏のエッセー新刊です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが内館牧子さんは2003年宮城県の東北大学に入学します。同じ年
読売新聞の東北支社に請われて月一で「仙台だより」を連載しることになります。
本著はその人気コラムの第一回から大学院修了までの日々が綴られています。

私は生活の拠点を東京から仙台に移し、仕事は休み、大相撲の研究と東北六県を旅する日々でした。あれほどまでに東北を自分の体内に取り込んだのは、何か不思議な力に後押しされていたようにさえ恩います。

そして二〇一一年三月十一日、東日本大震災により、東北地方は一変しました。私が歩き回り取り込み、愛した美しい東北、穏やかな東北、のどかな東北は根こそぎやられました。私が総監督をつとめる東北大相撲部は、津波で大切なコーチを亡くしました。今、私はこの第1章を読み返しながら、二〇〇三年から二〇〇六年の東北ぱかりが浮かぴ、働哭の思いでぃます。でも、今も東北に通い続けている中で、彼の地がまったく失っていないものに気づかされでぃます。「強い東北」です。人々は再び立ち上がり始めています。家や仕事のみならず、最愛の家族まで失った人々がです。ぃつの日にか、「強い東北」が「美しく、穏やかで.のどかな東北」を再生してくれるに違いありません。


内館さんがいかにこの東北、ことに仙台を愛していたのかが窺われるエッセーです。このエッセーを読むと彼の地を訪れたくなります。実際内館さんの友人や仲間が移り住んでいる内館さん目がけて多数仙台の町を訪れています。

<父の遺訓とホヤの味>
亡くなった父は、私と弟に次の三ヶ条を厳しくしつけた

1、食ぺ物をまずいと言うな。何を食ぺても「うまい」と言え。
2、食ぺ物を残すな。きらいな物でも全部食ぺろ。
3、寒いと言うな。どんなに寒くても震えるな。

お父上が怖くでたいがいものを好き嫌いなく食べていた内館さんですが、「ホヤ」だけは食べられなかったんだそうですが、仙台の「侘助」という店で出された、「ホヤと水菜のサラダ」
美味しいの何の!・・・なんだそうでした。ホヤ?

まぁ何に限らず私みたいにアレはコレはいや、なんぞとぬかすのはもってのほか、言語道断なのでありまして、読み終えて今恥じ入るばかり。

内館牧子さんは本著の以前に「養老院より大学院」を出していて、彼女の容貌を含めて色々揶揄さる人も多いけど、あたしは内館牧子さんが大好きです。
d0073646_2265686.jpg

by kateido2000 | 2012-12-08 22:06 | 好きな本好きな映画