叔母よさようなら・・・
2009年 05月 31日
それにしても仰天したのは参列者の多さ。叔母の母親のときは1000人だったから今回は一応500用意したと、長男のTは言った。通夜の列は3時間たってもとぎれない。一介の主婦の享年77歳の叔母が、である。
そういえば・・、村八分も葬式だけは除外と聞いたことがあるような・・。
叔母は私の、両親、祖母、叔父、兄と皆の葬儀にも年忌にも来てくれた。愛と同時に私はこの叔母に恩を感じている。だから今まで自分の三親等以外の身内の葬儀が不本意な(私にとってだが・・)場所であろうものなら、○○葬儀社~?行かない!などとぬかしておった。が、今回は仮通夜、本通夜、葬式と3回も田野に足を運んだ。A葬儀社、普段の私だったらその葬儀社の名を聞いただけでキレかけたかも・・。なのに最後は骨まで拾ったのだった。(一つ一つ、ここはどこそこの骨です、と厳かに教えてくれる火葬場の職員。叔母の骨はキレイな白だった)
叔母の死の前後の1週間、家族は不眠不休に近い。疲れはてる。精も根も使いはたす。そして感覚が少し麻痺して、その分悲しみから逃れられる。葬式の所謂「お取り込み中・・」というのは、そのためのものじゃないのかとさえ思うのだが、違う・・・?
追; 父が死んだ際、母がつくった句を想いだした。
紫陽花が 許せないほど 咲いて通夜 信子
叔母の通夜に行く道々にも、見事な紫陽花が・・・。