好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
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海老蔵よ、おまえもか・・<手強いお天気キャスター女>

本人には悪気はないのだろうけど、なぜか気に障る女がいる。
そんな女視線に鈍感な男たちの人気を集めるからこそ、ますます気になる。
嫉妬や妬みの感情だと、自分でもわかっている。
だからこそ、よけいに悔しい。
 トイレから戻ると、宴会場の空気が一変していた。来られないはずの後輩レナ(24)がいた。上座に笑顔で座る彼女をデレッとした顔の男たちが囲む。
 1カ月半前、商社勤務のユカリさん(29)は部長から飲み会の幹事を頼まれた。そのときに聞かれたのは、ただ1点、
「レナちゃんは参加するかな?」
──また来たか、その名前。
 もともと彼女は酒の席が好きではない。でも、こう言った。
「説得してみますね」
なぜか「ちゃん」付け
40人弱の部署の9割が男性。絶対連れてこいという同僚からのプレッシャーを感じて、早速彼女に聞いたが、
「その日は用事があるんです」
 大きな目にちょっと憂いを含ませて、申し訳なさそうに彼女は言った。フリルのついた白いブラウスにフワッとしたスカート。品のいい高さのヒールにきれいに巻かれた髪。
 ミッション系大学を卒業して入社した彼女は、新入社員の中でも目立っていた。いろいろな部署を経験する1カ月の研修期間中でさえも、「レナちゃんを早くうちの部署に」という声が上がったと聞いた。
 偉ぶらない。会議のときに、
「何がわからないんですか?」
 と、相手の話が終わらないうちに遮る私とは違い、彼女は最後まで人の話を聞く。私は苗字呼び捨てなのに、なぜか彼女は「レナちゃん」。
 酒の勢いもあって、意地悪なことを言ってしまった。
「参加できるなら、電話の1本も寄越しなさいよ」
 すぐに言葉が返ってきた。
「電話したんですけど、先輩がお出にならなくて」
──嘘だ 携帯電話の着信履歴をすぐにチェックした。もちろん痕跡はない。怒りの言葉をのみ込んだ。敗北は目に見えている。
 さっきまで盛り上がりに欠けていた宴会が賑やかになり、男性陣も元気を取り戻したかのようだ。それでいいではないか。
 でも耳を澄ますと、
「こんな汚い宴会場でごめんね」
 この居酒屋がいいって言ったのは、部長、あんただろう。
 2次会のカラオケに向かう途中、彼女と同僚の男性数人が消えていた。夜道が危ないから、送っていったらしい。子どもじゃないんだからさ……という言葉をのみ込んだ。
 そういえば、今朝のワイドショーは市川海老蔵と小林麻央の交際宣言一色だった。麻央とレナの顔がシンクロした。彼女みたいな女性が幸せをつかむのだろう。どうやっても勝てない女は、この世にいるのだ。
クリスマスは家族で
 自らキャスターを務める「NEWS ZERO」内で交際を伝えた小林麻央。上智大学在学中(当時19歳)に明石家さんまが司会をする「恋のから騒ぎ」に出演して、彼女は注目を集めた。典型的なかわいい子が座ることがお決まりの“最前列”だった。テレビ関係者は言う。
最前列はスカートをはくのがお約束。1シーズン前に出演していた姉の小林麻耶と麻央は、野心丸出しの田舎出身者とは一線を画していました。クリスマスは家族で過ごすと姉妹で言っていたのが印象的でした
 番組で「彼氏がいて泊まらない人?」と聞かれたとき、麻央は顔を赤らめながら、
「そういうことがなかった」
「キッスはあるかな。一人だけしかつき合ったことないんで」
 そう言って、テレビの前の男たちの心を鷲づかみにした。
 その後、彼女は現役女子大生のお天気キャスターとしてテレビデビューを果たした。
 メーカー事務のアケミさん(31)は、このお天気キャスターという“微妙な”立場が嫌いだ。
 高い倍率を勝ち抜いたキー局のアナウンサーなら納得もいく。でも、気がついたらテレビに出ていて、知らないうちにお天気キャスターというポジションに収まっている。そんなふうに横入りする女を見ると、女子高時代に違うオーラを出していたモテグループを思い出す。
 アナウンサーやメーンのキャスターなら視聴率が悪ければ責任も問われる。もちろん気象予報士の資格を取り、プロ意識を持って天気を伝えている人もいるだろうが、画面を通じて見る彼女たちは番組の“花”的な存在。自己主張することもなく、それでいて、キャスターからのイジワルな突っ込みも笑顔でさらりとかわす。
「ちゃんとした感じ」
 こんな女性は職場にだっている。そして結局、そんなお天気お姉さん的な女子のほうが当然、体も心もすり減らしながら働いている女子よりも男ウケはいい。
「海老蔵よ、おまえもか」
 印刷会社勤務のリョウコさん(27)は、交際宣言を聞いて、心底がっかりした。手も足も出ない、美人で美ボディーな女性との恋愛遍歴が流れるたびに、さすが梨園のプリンスと思っていた。どんな女と結婚するのかと楽しみだったのに……。
 麻央に特別な感情があったわけではない。なのに、なぜか残るこのしてやられた感。彼女の「ちゃんとした感じ」はご立派だと思う。彼女にネガティブな感情を抱くほどに自分が邪悪になっていく感じすらする。
 この前ちょっといいなと思う男友達と飲んでいたら、
「(お天気キャスターの)皆藤愛子の来年のカレンダー予約しちゃった」
 すぐに冷めた。
 そういえば、学生時代に彼氏を取られた女がそういうタイプだった。人の物なんて絶対に取りません……そんな顔をして、横取りした。問いただすと、
「私から好きって言ったわけじゃないんです」
 悪びれることもなく言われると、ケンカする気も失せた。何よりも彼女の透明感と男ウケする服装にやられた。完敗だ。
 <u>作家の岩井志麻子さんはこう話す。
「私、麻央さんとは縁もゆかりも悪意もないんでございますが、今回の交際宣言にはなぜか『ケッ』と思ってしまいました。麻央さんはいるべき場所にきちんといらっしゃる女性。女として求められるいい席を常にキープしているのは、すごいことです」
 
この分をわきまえた「いるべき場所にいる感」のある女ほど手ごわいものはない。
男が期待する女の能力
 出版社勤務のメグミさん(34)にとってのそういう女は、ダルビッシュ妻の紗栄子だ。
「何もできないフリをして、やることはちゃんとやっている。最初はこんな女性にプロ野球選手の妻が務まるのか、とも思ったのに、ちゃんと手料理を作ってダンナと息子の栄養管理もして、何よりも愛されている。もうあっぱれというか……」
 こんな女と男を取り合ったら、戦う前に白旗だ。
 男性側はどうなんだろう。今回の交際報道を聞いて、会社の女子たちが、「やっぱり男は恋愛と結婚を区別するのね」と言っているのを耳にするたびに、IT企業に勤めるタクヤさん(33)は「当然だろ」と腹の中で思っている。
「色白で謙虚で、パンツよりもスカート。結婚するなら手垢のついてない女性です」
 恋愛するなら遊び慣れている女性のほうがいい。でも生涯の伴侶は清楚で夜遊びしなくて、笑顔で話を聞いてくれそうなお天気キャスター系がいいのだ。
 男女間の疑問に答える著書も多い作家の赤羽建美さんはこう言う。
「男が結婚で選ぶ基準は女性のマネジメント能力。お金だけでなく健康管理や老後のことまで面倒をみてくれるか、男は計算が働くのです」
 それは男だけではない。前出の岩井さんは言う。
「うちにも息子がおりますけども、麻央さんみたいな女性が嫁に来たら、そりゃあうれしいですね。同じ女として見たら『ケッ』ですけど、姑としてみたらいい嫁だと思います」

by kateido2000 | 2009-12-03 23:53