節分
2010年 02月 03日
多分普通は「福は~内~、鬼は~外~」だろうけど、うちは
「福は内福は内福は内」と早口言葉みたにまくし立て、「鬼は~外~」と豆を投げるのだ。
子どもの頃は親戚の家にも行って豆やみかんや飴玉なども拾った覚えがある。
本日節分の日、店の中から私も父を真似て「福は内福は内福は内~、鬼は~外~」
ついでに息子の店もやったげよ~、と出向いたら、お客様がいらした。小さい声で「福は内、鬼は外」といって豆をカウンターに置いてきた。2人の男のお客様が「今日は節分か~」といって豆を食べてくれた。
「歳の数だけ食べるんじゃなかったか?」「多すぎておなかいっぱいになってパスタが入らなくなるよ」
毎年この日環ちゃんが「鰻の山口」販売の恵方巻きの注文をとってまわっている。今年は2本頼んでおいた。嫁ちゃん手作りの恵方巻きも届く。
「ときめき」ちゃんと、「あみん」さんに、おすそ分け。嫁ちゃん手作りも1個つけて差し上げた。
帰り際「ときめき」ちゃんが、「お嫁さんが作ったほうがおいしかった」との感想。私もそう思った。
巻き寿司とか、ちらし寿司とかは、外で食べるもんじゃないよね。私が昔昔父に作った巻き寿司。兄や母はまずい、と言ったが父は病床に就いても「キョーコの巻き寿司が食べたい」と言った。
「あれ本当においしいの?皆おいしくないって言うのに」と私が言うと、
「キョーコの作った巻き寿司は食べても食べても飽きない」って答えた。
おいしいとかじゃないんだ、飽きないんだ~「じゃ~作ろう」。
巻き寿司を病院に何度も運ばないうちに父は死んだ。