散歩のとき何か食べたくなって・京都・大阪のうまいもの by池波正太郎
2010年 05月 05日
池波先生は初めてのとこでも全然臆することがないんだって。小僧さんのころから「資生堂パーラー」なんぞへ通う人はちがうわ。
何度か行ったことがあるのは「志る幸」。
「志る幸」はたしかにリーズナブルでおいしいんだけど、めっちゃ混みあうため仲居さんたちの扱いがぞんざい。「おいでやす!そっちがわに座って!へ!お品書きどす!」みたいな感じ。ま、客も文句言わずに言われるがままに座る。三条大橋やなんやらをかたどった椅子がしつらえてある。どうどす!風情ありまっしゃろ!
食べたらさっさとお帰りやす!いやいや言わないけど、なんか聞こえてくる。
写真の利休弁当を大方の人は注文。うさこはここの白味噌汁が嫌いだよね。あまりにも甘い。好きな人はたまらんおいしいらしい。一度卵丼を請うて食べた。めっちゃうまかった。
<イノダコーヒ>であって、決して<コーヒー>と伸ばさないとこが京都の矜持どす!
並ぶけど、それでも行きたいのが<鍵善>。「あ~葛きり食いて~」
鍵善は南座のお向かいにある。歌舞伎役者が鍵善の葛きりを南座まで出前してもらっていたんだって。それで今の葛きりの器になったらしい。
武蔵野蕎麦 山形屋店
「ひまわり食堂がなくなって、どこでお蕎麦食べてるの?」と心配される。
週に3~4回は武蔵野山形屋店。定番は「納豆蕎麦」。飽きないっす。今日も行ってきたぞい。あたしのGW、むふふの時間。