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by kateido2000
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「アマゾネスのように」→「ガン病棟のピーターラビット」→「転移」

以前にも紹介したが、中島梓(栗本薫)は去年の5月に他界した。
10年前に乳がんにかかったとき「アマゾネスのように」を書いた。時を経て再び胆嚢にガンが見つかり築地のガンセンターに入院した折、「ガン病棟のピーターラビット」を書いた。退院して数ヵ月後肝臓の転移が見つかり再再入院し、そこで綴られたのが「転移」というエッセーだ。入退院を繰り返しながらも「グイーン・サーガ」という130巻にものぼる小説を病床で書き続けている。ピアノの稽古もギリギリまで続けた。亡くなったのは5月26日だが、前月の4月13日には音楽ライブもやってのけている。同月18日には呉服市に出かけ着物や帯を買いまくったとある。
2009年の桜が見られたことを素直に喜んでいる。1日1日を大事に生きている。
ガンと宣告されて良かったというのは強がりでもなんでもないのがわかる。
時々まだ生きていたいと強く思うけど、やっぱりガンでよかったと書いている。脳梗塞とか脳疾患だったらパソコンが打てないし、ピアノが弾けないからなんだって。
人生50年、という言葉があって、もう5年もそれより長く生きているから、事故とか天災とかで死んでいく人もいるんだから、あたしは幸せかもしれない、と中島梓さんは潔い。
本には最後の最後まで書いた原稿が載せてあって、最後の2日間の文章は意味をなさないが、気迫だけは伝わってくる。
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by kateido2000 | 2010-10-22 02:03 | 好きな本好きな映画