めぐり逢い
2013年 07月 06日
昔の映画は良かった~、なんて言うと「懐古趣味」などと言われてしまいそうですが、
昔の女優や男優はとにかく綺麗でしたよね。
それは外国に限らず、日本でもそうでしたけど。
小津安次郎の映画に出る女優たち、特に原節子なんかは、実在するの?この人?というほど
儚いのに凛と気品があってたおやかで・・・。
ハリウッド女優を数えたら枚挙にいとまがありません。
「ヴィヴィアン・リーは20世紀最大の美女だよ」
と私に教えてくれた高校の同級生米良君も、もう鬼籍に入った。
グレース・ケリーはヒッチコックの秘蔵っ子だったけど、モナコの王様に取られてヒッチコックは悲嘆にくれたという。
そういえばエルメスのバッグの代名詞になっている、「ケリーバッグ」はグレース・ケリーのことだし、
「バーキン」はジェーン・バーキン。↓
<エルメス社の社長が偶然飛行機でジェーンと隣り合わせた際、ジェーンが籐のカゴに無造作に物を詰め込んでいるのを見て、何でも入れられるバッグをジェーンに贈ったものが最初である。>
バーキンを買ってもらって、キャバ嬢の花となっている美亜ちゃんは、こんなバーキンの謂われなんぞ金輪際知らないだろう。
ところでヴィヴィアン・リーといえばクラーク・ゲーブル。
「風と共に去りぬ」を何回観かしらん。ビデオが無い時代は映画館で上映される度に観た。
テレビで放映されればそれも観た。
私の母親世代も「風と~」を観て、花の女学校時代
「レッド・バトラー派かアシュレー派かって、騒いだものだった」そうで、
私は「アシュレー派もいたの?あんな優柔不断な優男!?」
と、断然レット・バトラーにときめいていた。
その頃にはヴィヴィアン・リーもクラーク・ゲーブルもこの世の人ではなかったけど。
グレース・ケリーがモナコ王妃になった後、ヒッチコックが抜擢したのはティッピ・ヘドレン。
佇まいといい美貌といいグレース・ケリーを彷彿とさせる女優で、彼女が主演した
「鳥」は大ヒットとなった。
昔昔の銀幕のスターは、正統派の美女ばかりだったが、オードリーヘップバーンやソフィア・ローレンあたりから変わっていったような気がする。
スターとは、文字通り手の届かない遠い存在夢の存在だったのだ。
テレビの出現で、良くも悪くもスターの質が変わっていった。
他にどんなスターがお好みでした、米ちゃん?