かぐや姫
2013年 12月 11日
んで、「かぐや姫」なんんですが、「ホーホケキョ・・」の時と同じで、パステルカラーの靄がかかったような背景が綺麗。
竹林や桜の描写に癒されます。
物語は意外や意外。
「やっぱり男はアホや!!」という話しでした。
5人の求婚者に
・龍の頸の玉
・仏の御石
・鉢蓬莱玉の枝
・火鼠の皮衣
・燕の子安貝
以上↑の品物をかぐや姫から強要したわけじゃなく(私が知っている限り、かぐや姫のほうから要求したってなってます)5人の男たちが己からそれらの品々を引き合いにかぐや姫を称えるのです。
なので、姫が「ではその品物を持参された方の元へ参ります」ということになるのです。
ここで重要な役割を果たすのが竹取の翁。今は昔、っても千年も前から変わってないのよ、ジェンダーの壁。
女は出来うる限り、高貴(金持ってんど~、地位持ってんど~)な男に迎えてもらうのがサイコーの幸せ、と信じて疑わず、どんどんかぐや姫を追い詰めていく。
そして最後には「帝」がかぐや姫を、あろうことか襲いかかるの。
もうかぐや姫、「いや~~~~~~っっ!!!!」と、翁に
「どうしてもというなら、帝の元に行きます。そしてその後私は死にます」と、涙で訴えるの。
それを月の神様?は聞き逃さず、「撤収じゃ~」と有無を言わさず、月に連れ帰ります。
翁がアホなばっかりに、男たちがバカなばっかりに、身も心も輝く「かぐや姫」は、天の羽衣を纏った瞬間、地球の諸々を一切忘れて、月に旅立ちます。
このようなお話ですが、やっぱり映画館で観てほしい作品です。なんたって、きれい~。。。。。
