メタボリックシンドローム
2006年 10月 11日
メタボリックシンドローム
過食や運動不足で高血圧、高脂血症(コレステロールや中性脂肪が高い)糖尿病の3項目のうち2つ以上有する場合をメタボリックシンドロームといいます。
下記の2項目
血清脂質常血圧高値高血糖
トリグリセリド値最高(収縮期)血圧空腹時血糖値
150mg/dL以上130mmHg以110mg/dL以上
HDLコレステロール値最低(拡張期)血圧
40mg/dL未満85mmHg以上
内臓脂肪の蓄積は男性のほうが溜まりやすいといわれます。また運動の非常に少ない人、お腹いっぱい食べる人、緑黄色野菜をあまり食べない人、喫煙する人に溜まりやすいとされます。・・・・が、
人間は元来遺伝子レベルで太りやすい体質であることがわかってきています。
太古の昔まだ人間が狩りなどで飢えをしのいでた時分は、獲物がとれなかった日は何も食べられず、何日も空腹で過ごしたはずです。そこで獲物がとれた日は食べられるだけ食べて、少しでもエネルギーを体に蓄えようとしたはず。つまりこうした時代には、エネルギーをたくさん体の中に蓄えることができ、活動するときはより少ないエネルギー消費ですむような能力を兼ね備えた倹約型の遺伝子を持っている人間だけが生き残ったと考えられます。
その末裔が現代人だとすれば、狩りはせずに倹約型の遺伝子だけ受け継いでいては着実に太ってしまうことになります。 <1に歩く 2に噛む 3に 腹七分>
BMI(Body Mass Index)・・・体脂肪量をかなり適切に反映します。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)身長165cm体重70kgなら70÷1.65÷1.65=25.7
BMI25~28の肥満群は、メタボリックシンドローム率が普通体重群の2倍になるといわれます。