好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
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あやし うらめし あなかし 著 浅田次郎

浅田次郎の小説にはかなりの割合でファンタスティックな描写が出てくる。映画にもなった「鉄道員(ぽっぽや)」は乳飲み子で死んだ子供が3日にわたり成長した姿を見せてくれる。「メトロに乗って」は主人公が生まれる前の両親に時を遡って会いにいく。「椿山課長の7日間は、主人公が死んだあと初七日までの限定で現世に帰る。ただこの3編は、恐くはない。読後感はすっきり。しかも泣ける。
「あやしうらめしあなかなし」はこ、怖い~。ハリウッド映画にありがちな、ど派手な怖さではなく、日本、それも裏日本あたりに語りつがれるような怖さ。でも途中でやめられなくなる、懐かしくも怖ろしい7つの「優霊物語」。お勧め度☆5つ
あやし うらめし あなかし 著 浅田次郎_d0073646_18473662.jpg

by kateido2000 | 2007-01-10 18:46 | 好きな本好きな映画