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by kateido2000
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今日はどんど焼き

今月20日は母の7回目の命日。俳人だった母は夥しい句を残している。期せずしてかどうか母の辞世となった句は次のようなものであった。

他界より のぞかれている どんど焼き        信子

今日はどんど焼き。母は毎年吉村八幡様へ、お正月の注連縄や飾り、古くなったお札を焼きに行くのだった。私もしめ縄や飾りはゴミとして出すことはできない。どんど焼きに行きそびれたら、次の年までお飾りなどを持ち越すことになる。今年は谷口先輩が行くって言うから頼みました。

こんなのも最後に作った句の中にあった。
 
妹の泪 ふくらむ 梅一輪                信子
 

ひい孫の ジャケット雪白 ふわりと抱く       信子


母は娘の加枝が結婚して、ひい孫の未芙までをその手に抱くことができた。その後に息子の研郎が結婚したのは知らない。ましてや詩という二人目のひい孫ができたことも。今年の正月息子の嫁の志織のお節を食べながら思った。父にも母にもやはり長生きしてもらい研郎はこんな料理がうまい嫁が来たよと自慢しながら食べてほしかったな、と。こんなに可愛いひい孫が二人も増えたよって言いたかったなって。子供大好きな父は目を細めて喜んだに違いない。
息子と正月言い合った。おばあちゃんのお節もおいしかったよね。数の子は真っ黒で、黒豆は生姜が入って、煮しめは具が大きく、雑煮はどろどろ。でもあれが何とも言えずおいしかったよね。今年は全て息子の嫁がこさえてくれたけど、来年は楠本家、もっと言えば安達家伝来のお節を作ってみよう、という気になってる。お雑煮と黒豆くらいは。
  
by kateido2000 | 2007-01-14 21:55