とと屋
2007年 01月 16日
脱ぎ捨つる 白足袋夕の 浜千鳥 楠本信子
檜風呂に 薄き寒紅 濡らしけり 楠本信子
今日歯医者(同級生)に行く。そこの病院は治療椅子の眼前は総ガラス張りになっていて、隣の家(親戚のおばさんちらしい)の庭が美しい。歯医者に行き四季の移り変わりを知るときもあるのだ。で、口をあんぐり開けながら庭にたわわに実っているレモンを私は見逃さなかった。「あれを枝から切ってちょうだい。店に生けたらステキだと思う」って言ったら彼は「レモンをくださいって言う人はいるけど、枝からなんてあつかましい」とブツブツ言いながら高枝切り鋏で取ってくれた。で、飾ったら、やっぱいい。ところで高枝切り鋏を持っている人、はじめて見た。