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好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
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中村うさぎ

「幸福論」は中村うさぎと小倉千加子の対談集。聞き手が小倉で応えるのはうさぎ。中村うさぎは浪費の女王と自ら名乗っているが、これを読むと彼女のシャイな一面が伝わってくる。ナンか私と共通する?ような気がしないでもないのだ。
中村うさぎ_d0073646_17162349.jpg


「オヤジどもよ!」は中村の本来のパワーが全開の1冊。
<内容は悪口というより、むしろオヤジへの叱咤激励文になってしまった。なぜなら書き進めていくるうちに、何を隠そうこの私自身がオヤジじゃないかということに気づき、なんだか世のオヤジたちが憎めなくなってきたからなのだ>と、こう筆者は書いてるが、どうしてどうして、オヤジに対する矛先は過剰に鋭い。ムフフフ・・・面白いわ~。
諸君、オヤジは卑しい。オヤジはみっともない。そしてオヤジは寂しい。オヤジは愛しい。オヤジはすべての人間の「恥」と「罪」と「哀しみ」を背負って生きている
ああ、オヤジどもよ!
蟻んこよりも小さな自我と誇りを抱き、
腹を突き出して虚勢を張って、
今日も長い旅路をぞろぞろと、
ぞろぞろと往く王者の群れよ。
その群れに神の祝福あれかしと
願うものなし、祈るものなし。
死して屍拾うものなし(チーン)。<
b>>
中村うさぎ_d0073646_17375571.jpg


私個人としてはあ~そうなんだ!と思い切りヒザを打ったのはこの部分。
<唐突ではあるが、中村は自分のコトを女だと思っていない。いや、もちろん生物学的には女なのだが、どうも魂が女じゃないような気がするのだ。かといって、男なのかと尋ねられれば、これまた「ちょっと違う」なのであり、この「私の心は女なのか、男なのか、どっちなのだ?」という居心地の悪さを、じつはつい数年前まで引きずっていた。で、40歳も近くなったある日、友人のゲイから次のようなご指摘をいただいて、私の心はスッキリと晴れ上がったのであった。
「あんたはねっ、オカマなのよ!見た目は女だけど、あんたの魂は完璧にオカマよっ!」>

私の心もすっきり晴れ上がった。
by kateido2000 | 2007-02-25 17:48 | 好きな本好きな映画