ラ・ロシュフコー箴言集
2007年 08月 28日
ナットクできる人は深く納得できるでしょうし、「うんにゃ、私の結婚は楽しい」という人もいるはず。だけど、ここが結婚の奥深いところで、「楽しい結婚」でも「よい結婚」でも別れるときは別れるのでありますし、何っつう悲惨な結婚!と周りがやきもきしても、どこ吹く風と添い遂げたりするもんです。
☆体の病気と同じように心の病気にもぶり返しがある。われわれが全快だと思い込むものはたいてい、ひとしきり落ち着いた状態か、または病状の変化にすぎない。
そうなのですよね。心の病気はソレと気づかずぶり返している。そしてぶり返したときのほうが症状は重かったりもするんですね。
☆心の疵(きず)は体の傷と同じことだ。癒そうとどれほど手を尽くしても、傷跡はいつまでも残るし、傷が再び口をあけるおそれは絶えずつきまとう。
しかし傷口の悪化を恐れ手をこまねいているというのは、愚か者のすることだと思い、そ~っと傷口の包帯を剥がすと、赤い血はまだドクドクと流れていたりするもんで・・・。だけど・・・。
☆希望はもっぱら人をたぶらかすものだが、それでも人生の終着点まで楽しい道を通ってわれわれを行き着かせることにおいて少なくとも役に立つ。
箱から(疫病、悲嘆、欠乏、犯罪などなど)が飛び出し、パンドラは慌ててその箱を閉めるが、既に一つを除いて全て飛び去った後であった。最後の1つが「希望」だったというわけ。すっごい有名な神話で、この神話を道しるべに♪生きてきました~、女道~。