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by kateido2000
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「ヴァージナルの前に座る若い女」  byフェルメール

世界で現存作品が30数点しかないといわれる「フェルメール」。希少価値ゆえか、絵そのもの魔力のせいか、彼の絵はこの不景気の中にも関わらず、億単位の値がつく。ところで最後に加わった絵が「ヴァージナルの前に座る若い女」の1枚。この真贋を確かめるのに11年の月日を費やしたんだって。キャンバスの地や絵の具、描かれている髪飾りなど、調べは多岐にわたったそうな。で、まぁ本物だと認められて、ロンドンのオークションで33億円の値がついた。
だけど、こう結論を出したルビンシュタインさんは、「それでも確信には至らない」と語っている。理由は色々だけど、絵の中の若い女がはおっているショールの一部がぎこちない、のだそう。あたしなんかが見たら、どこがどうぎこちないのかさっぱり、ですけどね。また、本物と決め手になったのは「ラピスラズリー」。これって今はネックレスやなんかに使われているけど、青い絵の具の材料になったらしい。この高価な「ラピスラズリー」をフェルメールは普通に使っていて、「ヴァージナルの前に座る若い女」の絵の中では、壁などのめだたない場所にも使われていたかららしい。
R子の受け売りだが、小説(映画にもなった)「羊たちの沈黙」のレクター・ハンニバル博士の夢は「死ぬまでに世界中に散らばっているフェルメールの作品を全て見ること」だった。
8月4日から東京・上野の「東京美術館」で「フェルメール展」が開催される。7点が公開されますが、何年か前大阪で開催された2点だか3点だかの、フェルメールに長蛇の列だったと、R子が言ってました。今度はもっとすごいかも。海外からも多数来るだしょうからね。う~ん、でも行きたいな。                 「ヴァージナルの前に座る若い女」
「ヴァージナルの前に座る若い女」  byフェルメール_d0073646_19532377.jpg

by kateido2000 | 2008-07-14 19:54 | 好きな本好きな映画