腹のたつこと
2008年 07月 26日
「ええ、まぁ」と曖昧にうなずく。「田舎モンの口には合わね~か」とは思ってないかもしれないが、前菜のクラゲは小指くらいの太さで、味がほとんど感じられない。青椒肉絲の野菜(青・赤ピーマン・タケノコ・セロリ)は流石に鮮烈においしかったが、(肉が多すぎ)味付けがあまりに普通。期待した私が悪い?デザートの杏仁とうふも、近くの<ラディッシュ>で買うそれと変わらないぞ。
ところで、今度は宮崎の話。ここんとこ観光客とおぼしき人たちが道を訪ねる。「あの~、○気やって知りませんか?」<○気や>は地鶏などを供する居酒屋。
内心忸怩たる思いで場所を教えるんだけど、今日とうとうカップルの観光客に言ってしまった。「どこでそのお店聞かれたんですか?」「Lホテルで」
「言いにくいけど、その店は駄目ですよ」。何軒か別のお店の場所を教えてあげる。これって営業妨害になるかもしれない。けど、「○気や」は、向こう受けばかり狙って(TV出演とか宣伝)、企業努力が全く見られない。マルショク(近くのスーパー)からゴロゴロとカートを引きずって歩いている調理人、やスタッフ。1度その店の、牡蠣フライを食べるハメになった。呆れた。掘っても掘っても牡蠣に辿りつかない。「これは牡蠣フライじゃ、なぁ~い!!」とキレタことがある。そんな店に行かせるのは宮崎の恥だと思う。そういう店を紹介する、ホテルも又然りである。ホテルの社長に言いたい。「あなたはそこの料理を食べたことあるの?」実際私は、その店に行った観光客のご一行に、「あんな店しか宮崎にはないのですか?」と言われたことが1度ならずあるのだ。宮崎に限らず、ホットペッパーみたいなタウン誌に掲載されているお店に、あまりいいお店はないように思う。それでも
宮崎県人の、何とゆうか、呑気さ、事なかれ主義、よだきい(めんどくさい)、のさん(かったるい)
、これらをひっくるめた気質が、観光宮崎を衰退させたような気がしてならない。
あと<団塊>のオヤジたちはもうダメかも。。。。。
と、ここまで書いて今お客さんが見える。腕を真っ赤に日焼け、と薬を買い求めに。「わぁ~、これどこで焼けました?」「昨日バイクで兵庫を発って、ずっと焼けてましたから」「わっ!兵庫から!ずっとバイクで?!」興味津々で根掘り葉掘り聞く。彼の名前は飽田さん。30歳。キリンビールにお勤め。彼の会社では30歳になると、ご褒美(だったっけ?)長期休暇がもらえるらしい。それで昨日午前7時半に、愛車ハーレーダビットソンで出発した。途中香川県でうどんを食べ、午後5時半に高知に着いた。その日は高知泊で、翌午前7時にそこを出発。愛媛県佐田岬でフェリーに乗り、午後3時すぎに大分県臼杵に着く。そこから又ハーレーで、午後8時に宮崎着というわけ。手袋とフルフェイスのヘルメットで、顔と手首は無傷なれど、腕は茹蛸みたいに真っ赤っ赤。明日は鹿児島まで行って屋久島にフェリーで渡るって。ロマンだわ~。ステキ。
男はこうでなくっちゃ。いつもはマッチョな男を毛嫌いするくせに、飽田さんの清清しい顔と涼しい眼にうっとり。身体も華奢なのに、900ccものハーレーを乗りこなし、屋久島までなんて、すごい!ど~かご無事でね。そうそう、ヒリヒリ日焼けにはやっぱり「赤ワグラス」が一番!!火傷と同じ理屈です。