好きな本、好きな映画、おもろい人々、泣かずに遊ぼ!


by kateido2000
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29

天切り松闇がたり 第3巻  浅田次郎著

図書館の関係で①④ときて今回は第三巻の「天切り松闇がたり」。うさ子からは「ちゃんと順番に読まんかい!」とたしなめられたが、それでもゾクゾクするほど面白い。今世紀最高のピカレスク文学だと誰かが言った。それまでの日本の義賊といえば「鼠小僧」だったけど、松が語る「闇がたり」は、浅田センセの言葉を借りれば「乾坤一擲・古今無双・千載一遇・天衣無縫」の面白さなの。天切り松の二つ名は、天井を切って押し入るからで、それも押し入った先の主人がつけてくれた名。自分から名乗るのは野暮天のやるこってす。
目細の安の親分の元に集まった様々なワケアリな人たち。書生常は100の顔を持ち、フランス語を完璧にこなす。帝國ホテルのライト館に住んでいるのね。振袖おこんさんは・・・。
内容の面白さもさることながら、森鴎外だの竹久夢二だの乃木大将だのと、知った名前がどんどん出てくるところもたまらない~。ウソかホントかうつつか夢か・・・、いったい歳ゃぁいくつなんでぇ、の松が留置場で今夜も語れば、雑居房の囚人や看守が耳をそばだて、警察部長も押っ取り刀で聞きにくる、という寸法。読み終えるまで眠れないのが玉に瑕・・ってか・・。
天切り松闇がたり 第3巻  浅田次郎著_d0073646_37342.jpg

by kateido2000 | 2008-10-05 03:17 | 好きな本好きな映画