TVぶった斬り
2008年 11月 04日
選べよ!桃井!桃井かおりは<SAYURI>のような国辱映画に出た時点で終わっていたのね。息子のK郎が「あんたはテレビっ子だからね~」と言う。TVだけじゃなく、映画や芝居やミュージカルなどぜ~んぶ好き。なのに一番気楽に観られるTVが観るに耐えないのは、ッントに残念。まぁその分海外ドラマにはまっているけどね。(CSI・コールドケース・ブラザーズ&シスターズの面白さはどうだろう!!)
今週の週刊文春に今井舞が<2008年秋「おバカドラマ」の落ち穂拾い」と題して書いていた。
うさ子よ「セレブと貧乏太郎」は見てるかい?
「セレブと貧乏太郎」にはもうハナから「リアリティ」を組み込む隙さえない。・・・中略・・・
で、予想通り内容はとにかくイージー。セレブ上戸は「リムジンでお買い物三昧」「豪華なホテルのスイートルーム住まい」「毎日パーティ」、貧乏な上地は「ごちそうは卵かけご飯」「もらってきたパンの耳で飢えをしのぐ」「電気を止められロウソクで生活」とだいたい小三クラスの描写が続く。でもこれ結構な視聴率らしい。どちらかというと数字を稼いでいるのは、上戸ではなく上地の方かと思われる。何しろ彼はもう一つ「スクラップ・ティーチャー」にも出演しているのである。
この2つのドラマ「おバカだけどやさしい正直者」と、キャラはほぼ同じ。演じ分けの必要もなければ、もとより本人もその気無し。二つの異なるドラマの準主役が、まったく同じ声のトーン、演技パターンで「わーい」「えー」「助けてー」とやってるワケである。弛緩してるなぁ。
な~んてこきおろしているけど、そんなのわかって観てるんだよね~。今井は唯一安心して味わえる純国産「風のガーデン」って。1回見たきりだけど、緒方拳の声が掠れている。でも全然変じゃなく、リアリティがある。この後本当に亡くなっちゃうんだもんね。