ほのエロ記 by酒井順子
2008年 12月 09日
酒井順子氏にかかれば、エロもまたほのぼの良きものです。
エロ心をくすぐる現場に潜入し、袋小路に入った日本のエロを解き放つ話題のエッセー。日本人は何にエロを感じてきたのか。
裸踊りと聞くと「なになに?」と覗かずにはおれない素朴な好奇心の赴くままに、ストリップ劇場やポルノ映画館などほのかな
例えば「グラビア」の項。彼女らの特徴的ポーズとしては、
・唇半開き
・意味もなく水に濡れている
・意味もなく横たわっている
・意味もなく着衣が濡れている
・上目遣い
・髪が乱れている
・うつろな視線
これらは全て実際のセックス前後に女子がとりがちなポーズ。間違ってもアメリカの「プレイボーイ誌」の女子がよくやる、巨大な胸や尻を突き出して「カモ~ン」みたいなポーズは日本の男子においては受け入れられないんだとか。なるほど!とヒザを2~3回たたきました。
日本においてもてる女のコとゆうのは、未だに「ぶりっ子」系。そ~いえば雑誌やなんかの特集で「もて髪」だの「もてメーク」だのの言葉が羅列。大人の女を選ぶ男子は少ない。近頃は「幼児犯罪」が多いのけど、ここらへんに一因があるのかも。
でも、たくさんの女の子たち、見るを機会があるが、(この歳になると、可愛い女の子を見るのは楽しいものです)本当の意味の「ウブな女のこ」というのも今は稀有なのだ。女のこたちは内心の「熟」を隠し、「もて髪」「もてメーク」の制作に、日夜努力している。髪やまつ毛をロールしている彼女らの目は、この上なく真剣。オスを射止めて子を成すというのはメスの本能なのだから、この競争に勝つのに手段は選べない。もちろんそんな競争「いち抜けた」という女子もいるわけで、代表格がこの本の著者酒井順子氏だよね。