「護衛艦 はたかぜ」のひと
2009年 06月 27日
するりとTシャツをめくる。幅の広い肩と背中が赤むけている。剥けた皮膚はじゃがいもの皮みたい。
こういう時には「赤ワグラス軟膏」が抜群に効く。ここまでの日焼けは火傷と同じ。よって「赤ワグラス」は火傷の特効薬ともいえる。余談ですが、一家に一個「赤ワグラス軟膏」を強く勧めます。火傷(3度以上は病院)は一刻も早くこの軟膏を塗布することで、痕がまるで違う。
男性に即効赤ワグラスを塗ることに。肩幅が広いから、軟膏もたくさん使った。塗りながら・・・。
「どこでここまで焼いたんですか?」
「西表島です」
「西表島?いいですね~」
「いや半分仕事なんです。」
「お仕事って何ですか?」
「海上自衛隊です」
自衛隊?!この言葉に私は過剰に反応する。ナゼなら我が愛する浅田次郎氏は自衛隊に入隊して、退官した後にも自衛隊にまつわる話しが多く、トークショーでも必ず自衛隊に関する話題が出るから。思わず日焼けした若者の顔を眩しく見てしまう。か、かっこいい!そこから熱弁をふるう。根掘り葉掘り聞いてしまう。仕舞いには彼の駐屯してるのは横須賀基地で彼は大砲の係りで、先だっての北挑戦がミサイル発射したときには、日本海でスタンバっていたということまで。でも結局発射命令は出なかった。日本は攻撃されて誰かが死なないと手が出せないことは知ってはいたが、ナマでそういう話を聞くと、う~ん・・いいのかそれで、ニッポン?!
「今から日南の油津まで電車で帰ります。」はたかぜという護衛艦に乗ってるという。
「油津に『はたかぜ』が来てるんですか?」
「そうです。明日には出航します。」
大きさを聞くと180メートルくらいだそうだ。
自衛隊は陸空海に限らず、朝は5時50分前後に起きて、6時には着替えをすませ、6時半に朝食。
結婚して別の場所に住んだとしても、家で朝食はとらず皆と一緒にとるのだそうだ。
お客も来なかったので小一時間おしゃべりしたけど、楽しいひとときでした。素直に良いと思います。彼みたいにピシッとメリハリのある人って。小気味いいですね。ただ今の自衛隊はずい分様変わりしているそう。浅田氏がいた頃とは違い、おてやわらかになりすぎているんだって。一概には言えないけど、厳しくすべきは厳しくすべきよね~なんて勝手なこと言ったら、続かないんです、今のコは・・なんだそうで、それはどこの世界でも同じなんですね。
今、図書館に浅田次郎氏の「歩兵の本領」を予約しているけど、読む楽しみが増えたわ。

火傷・切り傷に「赤色ワグラス軟膏」